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集客できないのは腕のせいじゃない?クリニックのホームページの盲点

夜の診療が終わって、
少しだけ一息ついたタイミングで。
ふとスマホやパソコンを開いて、
「クリニック 集客 できない」
そんな言葉を検索していませんか。

これまで、
目の前の患者さんと向き合い、
診療に真剣に取り組んできた。

それなのに、
最近は来院数に波を感じたり、
以前のように安定しない日が増えてきたりして。
理由がはっきり分からないまま、
なんとなく不安だけが残っている。
そんな夜もあるかもしれません。

集客のことを考え始めると、
「自分の診療に問題があるのだろうか」
「腕が悪いと思われているのではないか」
そんな考えが、
頭をよぎってしまうこともあると思います。
でも、それは決して弱さではありません。
それだけ真剣に、
診療と向き合ってきた証拠だと感じます。

実際には、
集客がうまくいかない理由が
診療の質そのものにあるケースは、
ほとんどありません。
多くの場合、
原因はもっと別のところにあります。

この記事では、
「集客できない=腕の問題」
と感じてしまいやすい背景と、
見落とされがちな
クリニックのホームページの盲点について、
できるだけやさしく整理していきます。
ご自身を責める前に、
一度立ち止まって読んでいただけたら嬉しいです。

目次

“集客できない=診療の問題、と感じてしまう理由

来院数が思うように伸びなかったり、
以前よりも波を感じるようになったりすると、
多くの先生が、まず最初に
「自分の診療に何か問題があるのではないか」
と考えてしまいます。

これは、とても自然なことです。

医療の現場では、
結果に対して責任を持つことが当たり前で、
患者さんの不安や命に向き合う仕事だからこそ、
うまくいかないことがあると、
原因を自分の中に探してしまいがちです。

特に、
これまで誠実に診療を続けてきた先生ほど、
「もっとできることがあったのでは」
「自分の伝え方が足りなかったのでは」
と、自分を振り返る力を持っています。

その姿勢は、
決して間違いではありませんし、
むしろ医師としての強みでもあります。

ただ一方で、
集客というテーマにおいては、
その真面目さが、
必要以上の自己否定につながってしまうこともあります。

医療の質は、
日々の診療や患者さんとの関わりの中で
積み重なっていくものです。
それが、ある時期を境に
急に大きく変わることは、ほとんどありません。

それにもかかわらず、
集客がうまくいかないと感じた瞬間に、
「腕が悪いのかもしれない」
という結論に向かってしまうのは、
医療という仕事の特性が影響している部分も大きいのです。

さらに、
周囲に弱音を吐きづらい環境も、
その考えを強めてしまいます。

スタッフの前では不安を見せにくい。
家族にも、詳しいことは話しづらい。
同業の先生にも、
今さら集客のことで悩んでいるとは言いにくい。

だからこそ、
夜、一人で検索をしながら、
答えの見えない不安を
抱え込んでしまうこともあるのだと思います。

けれど、
集客がうまくいかない理由は、
診療の質そのものとは
別のところにあるケースがほとんどです。

次の章では、
実際の相談やヒアリングの中で見えてきた、
「集客できない原因」として
多く見られる共通点について、
もう少し具体的にお話ししていきます。

” 実際に多いのは「ホームページの問題」というケース

集客がうまくいかないと感じたとき、
「診療の質に原因があるのではないか」
と考えてしまう先生は少なくありません。

けれど、これまで多くのご相談やヒアリングを重ねてきた中で、
実際に多く見られるのは、
診療そのものではなく、ホームページの状態に原因があるケースです。

実際に、
なぜホームページがあっても集客につながらないのかについては、
別の記事で、もう少し構造的な視点から整理しています。

▶︎ クリニックのホームページが集客につながらない本当の理由

あわせて読みたい
クリニックのホームページが集客につながらない本当の理由 夜の診療が終わって、少しだけ一息ついたタイミングで。 ふとパソコンやスマホを開いて、「クリニック ホームページ 集客」「クリニック 集客 不安定」「ホームページ ...

ここで言う「ホームページの問題」とは、
デザインが古い、見た目が悪い、
といった表面的な話ではありません。

多くの場合、
ホームページはきちんと存在していて、
必要な情報も一通り掲載されています。
それでも集客につながらないのは、
患者さんにとって必要な情報が、必要な形で伝わっていない
という状態になっていることが多いのです。

患者さんは、
ホームページを見ながら
「この先生は、どんな考えで診療しているのか」
「自分の不安を分かってくれそうか」
「初めてでも安心して相談できそうか」
そうした点を、無意識のうちに確認しています。

しかし、
ホームページが
・診療内容の説明だけで終わっている
・専門的な情報が中心になっている
・初めて来院する人の視点が抜け落ちている
このような状態だと、
患者さんは「悪くはなさそうだけど、決め手に欠ける」
と感じてしまいます。

その結果、
他のクリニックと比較されたときに、
選ばれる理由が伝わらないまま、
静かに離脱されてしまうことも少なくありません。

つまり、
集客ができない原因は、
「腕が足りないから」ではなく、
伝えたい価値が、患者さんに届いていないだけ
というケースが非常に多いのです。

次の章では、
こうした状況を生みやすい
「よくあるクリニックホームページの盲点」について、
もう少し具体的に整理していきます。

よくあるクリニックホームページの“盲点”

集客につながらない理由は、
大きな失敗や特別な欠点があるから、
ということはほとんどありません。

むしろ多いのは、
知らないうちに積み重なってしまった
「小さなズレ」です。

ここでは、
実際のご相談の中でよく見られる、
クリニックホームページの代表的な盲点を
いくつかご紹介します。

誰に向けたホームページかが分かりにくい

ホームページを拝見すると、
診療科目や診療時間、設備など、
必要な情報はきちんと載っている。
それでも、
「このホームページは、誰に向けて書かれているのか」
が伝わりにくいケースがあります。

例えば、
初めて受診を検討している患者さんなのか、
すでに通院している方なのか。
不安を抱えている人なのか、
症状がはっきりしている人なのか。

その前提が曖昧なままだと、
患者さんは
「自分に向けて書かれている感じがしない」
と感じてしまいます。

結果として、
必要な情報があっても、
心に引っかからないまま
ページを閉じてしまうことがあります。

専門的な情報が中心になりすぎている

医療の現場では、
正確さや専門性がとても大切です。
そのため、
ホームページにも
専門的な説明が多くなりがちです。

けれど、
初めてクリニックを探している患者さんにとっては、
専門用語や詳細な説明が続くと、
「難しそう」「自分には分からない」
という印象を与えてしまうこともあります。

患者さんが本当に知りたいのは、
専門知識そのものよりも、
「自分の不安にどう向き合ってくれるのか」
「どんな考えで診療しているのか」
「優しく親切にしてもらえそうか」
といった部分であることが多いのです。

初診の不安に答えられていない

初めて受診する患者さんは、
症状そのものだけでなく、
さまざまな不安を抱えています。

・どんな雰囲気のクリニックなのか
・先生やスタッフは話しやすそうか
・質問しても大丈夫だろうか

こうした気持ちに対する答えが、
ホームページの中で
十分に示されていないケースも多く見られます。

診療内容や設備の説明があっても、
「ここに行っても大丈夫そう」
と感じられなければ、
最終的な一歩にはつながりません。

「なぜ選ばれているのか」が伝わっていない

口コミや紹介で来院される患者さんが多いクリニックほど、
「理由を説明しなくても伝わっている」
と感じてしまうことがあります。

しかし、
ホームページを見る患者さんは、
その背景をまだ知りません。

なぜ地域の方に選ばれているのか。
どんな点に安心感を持たれているのか。
それが言葉になっていないと、
患者さんは判断材料を持てないまま、
比較の中に埋もれてしまいます。

集客できない原因は「腕」ではなく「伝え方」

ここまで読んでくださった方の中には、
「確かにホームページには課題がありそうだけれど、
それでもやはり、診療の質が一番大事なのでは」
と感じている先生もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、
診療の質が大切であることは、
言うまでもありません。

ただ、
集客がうまくいくかどうか という点においては、
診療の質そのものと、
患者さんにどう伝わっているかは、
必ずしもイコールではありません。

どれだけ丁寧な診療を行っていても、
どれだけ患者さんのことを考えていても、
それがホームページ上で
十分に伝わっていなければ、
患者さんは判断材料を持てないまま、
別の選択肢を選んでしまいます。

患者さんがホームページを見る目的は、
「正解を探すこと」ではなく、
「納得できる理由を見つけること」です。

・この先生は、どんな考えで診療しているのか
・自分の不安を分かってくれそうか
・ここなら相談しても大丈夫そうか

そうした感覚的な安心感を、
患者さんはページの行間から読み取っています。

そのため、
専門的に正しい情報が並んでいるだけでは、
必ずしも選ばれるとは限りません。

大切なのは、
先生が伝えたいことではなく、
患者さんが知りたいことが、
どの順番で、どんな言葉で置かれているかです。

伝え方が整うと、
患者さんの受け取り方は大きく変わります。
「よく分からないけれど、悪くなさそう」から、
「ここなら安心して相談できそう」へ。

集客が安定しているクリニックほど、
特別なことをしているわけではなく、
この“伝え方”が自然に整っていることが多いのです。

次の章では、
こうした伝え方が整うことで、
ホームページがどのように集客を支える役割を
果たすようになるのかについて、
もう少し具体的にお話ししていきます。

ホームページを見直すことで、変わること

ホームページを見直す、というと、
「大きく作り直さなければならないのでは」
「新しいことを始めなければいけないのでは」
と身構えてしまう方も少なくありません。

けれど、
ここでお伝えしたいのは、
何かを足すことよりも、
すでにあるものを整える という視点です。

伝え方が少し変わるだけで、
患者さんの受け取り方は、
驚くほど変わることがあります。

例えば、
初めてホームページを見た患者さんが、
「自分のことを分かってくれそう」
「ここなら相談しやすそう」
と感じられるようになる。

それだけで、
来院前の不安は大きく減り、
比較の中で選ばれやすくなります。

また、
紹介や口コミでクリニックを知った患者さんにとっても、
ホームページは重要な確認の場です。

名前を聞いて調べたときに、
先生の考え方や診療への姿勢が伝わっていれば、
「やっぱりここにしよう」
という納得につながります。

ホームページが、
単なる情報の一覧ではなく、
安心して判断するための場所になると、
無理に集客を増やそうとしなくても、
自然と来院につながる流れが生まれます。

結果として、
集客の波が落ち着いたり、
来院される患者さんとのミスマッチが減ったりと、
診療に集中しやすい環境にもつながっていきます。

次の章では、
そうした流れの中で、
ホームページが
紹介や口コミをどう支えているのかについて、
もう少し整理していきます。

紹介や口コミを活かすために、ホームページが果たす役割

紹介や口コミで来院される患者さんが多いクリニックほど、
「集客は紹介が中心だから、ホームページはそれほど重要ではない」
と感じてしまうことがあります。

けれど、
実際には、
紹介や口コミとホームページは
切り離された存在ではありません。

誰かにクリニックを勧められた患者さんは、
多くの場合、
その場ですぐに来院を決めるのではなく、
一度ホームページを確認します。

そこで見ているのは、
診療内容や設備だけではありません。

・どんな雰囲気のクリニックなのか
・先生やスタッフは話しやすそうか
・自分の不安を受け止めてくれそうか

こうした点を、
静かに確認しています。

もし、
ホームページから
先生の考え方や診療への姿勢が伝わらなければ、
紹介してくれた人の言葉と結びつかず、
判断を保留にされてしまうこともあります。

一方で、
紹介されたあとにホームページを見て、
「なるほど、こういう先生なんだ」
「安心して通えそう」
と感じてもらえれば、
来院へのハードルはぐっと下がります。

つまり、
ホームページは
紹介や口コミを後押しする“確認と納得の場”
として、大きな役割を果たしているのです。

紹介や口コミの力を最大限に活かすためにも、
ホームページの中で
「なぜ選ばれているのか」
「どんな安心感を大切にしているのか」
が、きちんと伝わっていることが重要になります。

紹介や口コミを大切にしながら、
これからの集客をどう考えていくかについては、
こちらの記事でも詳しくお話ししています。

▶︎ 紹介や口コミだけに頼るクリニック経営は危険?今後の集客の考え方

次の章では、
そのためにまず見直したいポイントについて、
具体的な視点から整理していきます。

まず見直したいのは、デザインよりも「伝える順番」

ホームページを見直そうとすると、
つい最初に
「デザインを変えた方がいいのでは」
「もっと今風にした方がいいのでは」
と考えてしまいがちです。

もちろん、
見た目の印象も大切な要素ではあります。
ただ、
集客という視点で見たとき、
それ以上に影響しているのが
**情報の「伝える順番」**です。

患者さんは、
ホームページを最初から最後まで
丁寧に読むわけではありません。
限られた時間の中で、
自分に必要な情報を探しながら、
無意識のうちに
「ここは自分に合っていそうか」
を判断しています。

そのとき、
いきなり診療内容や専門的な説明が続くと、
まだ不安が解消されていない状態の患者さんは、
「自分のことを分かってもらえそうかどうか」
を感じ取る前に、
ページを閉じてしまうこともあります。

本来、
初めてホームページを訪れた患者さんが
最初に知りたいのは、

・どんな先生が診てくれるのか
・どんな姿勢で診療をしているのか
・自分の不安に向き合ってくれそうか

といった、
安心につながる情報です。

その安心があって初めて、
診療内容や専門的な説明が
意味を持ち始めます。

つまり、
「何を書くか」よりも先に、
「どの順番で伝えているか」
を見直すことが大切なのです。

もし今、
ホームページを見返すときは、
次のような視点で
一度チェックしてみてください。

・初めて来る患者さんの不安は、最初に受け止められているか
・専門的な説明の前に、安心できる言葉があるか
・自分が伝えたいことより、患者さんが知りたいことが先に来ているか

この順番が整うだけでも、
ホームページの印象は大きく変わります。

デザインを大きく変えなくても、
新しいことを始めなくても、
伝える順番を見直すことは、
今日からでもできる第一歩です。

次はいよいよ、
この記事のまとめとして、
ここまでの話を振り返っていきます。

まとめ:自分を責める前に、構造を見直そう

集客について悩み始めたとき、
多くの先生が、
「自分の診療に問題があるのではないか」
と考えてしまいます。

それは、
これまで誠実に診療と向き合ってきたからこそ
生まれる感覚でもあります。

けれど、
この記事でお伝えしてきたように、
集客がうまくいかない理由は、
診療の質そのものではなく、
伝え方や構造にあるケースがほとんどです。

ホームページは、
集客を無理に増やすための場所ではありません。
患者さんが、
「ここなら安心して相談できそう」
と判断するための場です。

その役割を果たせているかどうかは、
デザインの新しさや、
特別な施策の有無ではなく、
・誰に向けて
・どんな順番で
・何を伝えているか
によって決まります。

もし今、
集客のことで少しでも不安を感じているなら、
まずは自分を責めるのではなく、
ホームページを
患者目線で見直してみることから始めてみてください。

それは、
これまで積み重ねてきた診療を否定する行為ではなく、
大切にしてきた価値を、
きちんと伝えるための前向きな一歩です。

気づけた今こそが、
見直すタイミングなのだと思います。

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